くらしラボPlus 運営者の「まっしゃん」です。
大型犬と暮らしていると、仕事や用事で家を空けるときに「愛犬を一人にして大丈夫かな?」と心配になることってありますよね。特に共働きのご家庭だと、どうしても留守番の時間が長くなってしまいがちです。体が大きいからといって長時間平気なわけではありませんし、逆にケージが狭すぎないか、トイレは我慢できるのかなど、大型犬ならではの悩みも尽きないと思います。
そこで今回は、私の経験や調べた情報をもとに、大型犬が無理なく留守番できる時間の目安や、少しでも快適に過ごしてもらうための工夫についてまとめてみました。

👉記事のポイント
- 1 大型犬の成長段階に合わせた留守番時間の目安
- 2 長時間留守にすることで愛犬にかかるストレスやリスク
- 3 留守番中のトイレ問題や室内環境の整え方
- 4 見守りカメラや自動給餌器など役立つ便利グッズ
大型犬の留守番は何時間まで可能?
愛犬にお留守番をお願いするとき、まず気になるのが「時間」ですよね。ここでは、犬の年齢ごとの目安や、長時間留守番させることによる心身への影響について詳しく見ていきましょう。
- •子犬の留守番は何時間まで大丈夫か
- •大型犬の留守番は共働きでも可能か
- •12時間の留守番は犬にかわいそう?
- •長時間の留守番で感じるストレス
- •留守番中のトイレ対策はどうする
子犬の留守番は何時間まで大丈夫か

まだ体の小さな子犬期は、基本的にお留守番は苦手だと考えてあげてください。特に生後半年未満の子犬は、排泄のコントロールがまだ未熟ですし、消化器官の発達も途中なので食事の間隔も短いです。
一般的に、生後3ヶ月から5ヶ月頃までは、2時間から3時間おきに排泄が必要だと言われています。そのため、この時期の限界は1時間から2時間程度と考えておいたほうが良いでしょう。子犬にとって、数時間ひとりで過ごすことは精神的にも大きな負担になります。
【子犬の月齢別目安】
- 生後3ヶ月~5ヶ月:1~2時間が限度。排泄我慢ができず、空腹での低血糖リスクもあります。
- 生後6ヶ月以降:5~6時間程度。少しずつ排泄の間隔が伸びてきますが、まだ長時間は禁物です。
もしどうしてもこれ以上の時間、家を空ける必要がある場合は、知人に様子を見に来てもらったり、ペットシッターさんにお願いするなど、誰かがケアできる体制を整えるのが安心です。子犬期のトラウマは成犬になってからの性格にも影響するので、慎重に進めたいですね。
大型犬の留守番は共働きでも可能か
結論から言うと、共働き家庭でも大型犬との暮らしは十分に可能です。実際に、フルタイムで働きながらラブラドールやゴールデンなどの大型犬と幸せに暮らしている方はたくさんいらっしゃいます。
ただし、成犬(1歳以上)の場合でも、無理なく留守番できる時間は6時間から8時間程度が一般的だと言われています。しっかりとトレーニングされて留守番に慣れている子なら、最大で10時間から12時間ほど耐えられるケースもありますが、これはあくまで「限界値」です。毎日この時間を一人で過ごさせるのは、愛犬にとって少し負担が大きいかもしれません。
共働き家庭のスケジュール例
共働きで日中不在にする場合、飼い主さんの努力は不可欠です。例えば以下のようなルーティンが理想的でしょう。
- 朝:出勤前に1時間程度の散歩と遊びでエネルギーを発散させる。
- 日中:犬は基本的に休息(寝て待つ)。
- 夜:帰宅後はすぐに散歩に行き、夕食後はたっぷりスキンシップをとる。
このように、メリハリをつけて信頼関係を維持することが何より大切ですね。
12時間の留守番は犬にかわいそう?

「仕事でどうしても12時間近く家を空けてしまう…」という方もいると思います。これが「かわいそうか」と聞かれると、正直なところ、犬にとってはかなり長い時間に感じられているはずです。
時間の感じ方の違い
よく「人間の1時間は犬にとっての7時間に相当する」なんて言われますよね。科学的に完全に証明されたわけではありませんが、私たちにとっての半日でも、待っている犬にとっては数日間放置されているような感覚に近いのかもしれません。
特に大型犬は群れで行動する意識が強い子も多いので、長時間「ひとりぼっち」でいることは寂しさや不安につながります。やむを得ず長時間になる場合は、その分、休日は一緒に過ごす時間を増やして「待っていれば必ず楽しい時間がある」と伝えてあげることが重要です。「ごめんね」と罪悪感を持つより、「ありがとう!週末はいっぱい遊ぼう!」とポジティブに接してあげてください。
長時間の留守番で感じるストレス

長い時間、飼い主さんと離れていると、犬は精神的にも肉体的にもストレスを感じやすくなります。特に注意したいのが「分離不安」です。
出かける準備をしただけでソワソワし始めたり、留守中にずっと吠え続けてしまったり…。ひどい場合は、自分の足を舐め壊したり(肢端舐性皮膚炎)、部屋中の物を破壊してしまうこともあります。これらは単なるイタズラではなく、「寂しい」「不安だ」という愛犬からのSOSサインかもしれません。
ストレスサインを見逃さないで
- 帰宅すると部屋が荒らされている(破壊行動)
- トイレ以外の場所で粗相をしている
- 前足を執拗に舐めて脱毛している
- 帰宅時に過剰に興奮し、お漏らし(うれしょん)をする
また、退屈すぎてゴミ箱を漁ってしまい、誤飲などの事故につながるケースも少なくありません。大型犬は力が強いので、ちょっとしたイタズラのつもりが家具の破壊や電気コードの感電など、大きな事故になるリスクもあるので注意が必要です。
留守番中のトイレ対策はどうする

長時間のお留守番で一番の悩みどころが「トイレ」ではないでしょうか。成犬ならある程度我慢できますが、6時間を超えてくると膀胱への負担が心配です。
頻繁に長時間トイレを我慢させていると、膀胱炎などの泌尿器トラブルや腎臓への負担になりかねません。シニア期になってくると我慢できる時間も短くなるので、早めの対策が必要です。
室内トイレの設置ポイント
室内トイレできちんと排泄できるトレーニングをしておくのが理想ですが、大型犬の場合はトレーからはみ出してしまうことも多いですよね。以下の工夫をしてみてください。
- サイズ:「スーパーワイド」など最大サイズのシーツを使う。
- 場所:寝床から少し離した場所に設置する(犬は寝床の近くでの排泄を嫌がります)。
- 失敗への対応:帰宅時に粗相していても絶対に叱らない。黙って片付けるのが鉄則です。
「外でしかしない」という子の場合は、途中で家族が一時帰宅して外に出してあげたり、どうしても無理なときはペットシッターさんに散歩代行を頼むのも一つの手です。無理に我慢させすぎない環境を整えてあげたいですね。
大型犬の留守番は何時間もさせる際の対策

やむを得ず留守番時間が長くなってしまう場合でも、事前の準備や環境づくり次第で、愛犬の負担を減らすことはできます。ここでは、具体的な対策や便利グッズを紹介します。
- •大型犬の留守番はケージかフリーか
- •大型犬が上手に留守番するコツ
- •留守番におすすめの便利グッズ
- •見守りカメラやシッターの活用
- •事故を防ぐ環境づくりと温度管理
- •大型犬の留守番は何時間までかまとめ
大型犬の留守番はケージかフリーか
「ケージに入れた方が安全?」「フリーの方がストレスがない?」というのもよくある疑問です。どちらにもメリット・デメリットがあります。
| スタイル | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ケージ(クレート) | 誤飲や破壊行動を完全に防げる。
犬が落ち着ける「巣穴」になる。 |
長時間だと運動不足やストレスになる。
大型犬には狭すぎることが多い。 |
| 完全フリー | 自由に動けてストレスが少ない。
温度調整(涼しい場所への移動)ができる。 |
誤飲、感電などの事故リスクが高い。
窓の外を見て吠え続ける可能性がある。 |
基本的には、安全確保のためにサークルやケージを活用するのがおすすめですが、大型犬を狭いケージに長時間閉じ込めるのはストレスが大きすぎます。
理想的なのは、「広めのサークルで部屋の一角を区切る」あるいは「犬専用の部屋(ドッグルーム)を作る」ことです。これなら、ある程度自由に動けて、かつ危険なものには触れられない安全なスペースを確保できます。もしケージを使う場合は、中で余裕を持って回転したり、手足を伸ばして寝られる十分なサイズのものを選んであげてくださいね。
大型犬が上手に留守番するコツ

上手にお留守番してもらうための最大のコツは、「出かける前のエネルギー発散」です。
朝、出勤前に少し早起きして散歩の時間を長めにとったり、ボール遊びなどで体を動かしてあげましょう。単に歩くだけでなく、「持って来い」遊びなどで頭を使わせると、より深い満足感が得られます。程よく疲れていれば、留守番中はぐっすり寝て過ごしてくれることが多くなります。
出かける際の態度は「あっさり」と
また、出かける際は「行ってくるね!いい子にしててね!ごめんね!」と大げさに声をかけるのはNGです。飼い主の不安が伝わってしまい、犬も「これから嫌なことが起きる」と察知してしまいます。出かけるときは、空気のようにさりげなくスッと出かけるのが、犬を動揺させないポイントですよ。
留守番におすすめの便利グッズ
退屈な時間を紛らわせるために、お留守番用のグッズを活用するのも効果的です。大型犬のパワーにも耐えられる丈夫なアイテムを選びましょう。
| コング(知育玩具) | 定番中の定番。中におやつやペーストを詰めて凍らせておくと、取り出すのに時間がかかり、長時間夢中で遊べます。L~XLサイズを選びましょう。 |
| デンタルガム | 噛むことでストレス発散になり、歯磨き効果も期待できます。ただし、丸飲み事故を防ぐため、必ず愛犬の口のサイズより大きく、飲み込めないものを選んでください。 |
| 飼い主の匂いがついた布 | 着古したTシャツなどを置いておくと、匂いで安心できる子もいます。噛みちぎって食べる癖がある子の場合は避けましょう。 |
ただし、おもちゃは必ず「壊れにくい丈夫なもの」を選んでください。噛む力が強い大型犬が破壊して破片を飲み込んでしまうと、腸閉塞などの命に関わる事故につながります。
見守りカメラやシッターの活用

最近はスマホで室内の様子を確認できる「ペットカメラ」が人気ですね。私も使っていますが、外出先から愛犬が寝ている姿を見るだけで安心できますし、万が一吠え続けていたり異変があればすぐに対応を考えられます。温度センサー付きのものなら、エアコンが効いているかの確認もできて便利です。
また、10時間を超えるような長時間の留守番や、出張などで家を空ける場合は、ペットシッターや犬の保育園(ドッグデイケア)を利用するのも賢い選択です。プロにお世話をお願いすれば、散歩や食事のケアはもちろん、遊び相手にもなってくれるので、愛犬のリフレッシュになります。週に1回だけでも利用すると、愛犬のストレスはずいぶん違いますよ。
事故を防ぐ環境づくりと温度管理
留守中に怖いのが、熱中症や予期せぬ事故です。特に日本の夏は室内でも危険な暑さになるので、エアコンによる温度管理は必須です。
環境省のガイドラインでも、動物の健康を守るために適切な温度や湿度が維持された環境を確保することが飼い主の責務として挙げられています(出典:環境省『家庭動物等の飼養及び保管に関する基準』)。
夏場は26度前後、冬場は20度前後を目安に、犬種や年齢に合わせて調整しましょう。停電などのリスクも考えて、遮光カーテンを活用したり、ひんやりマットを敷くなどの対策も併用すると安心です。
その他のチェックポイント
- 誤飲防止:マスク、靴下、リモコンなどは絶対に届かない場所へ。
- 感電防止:電気コードはカバーで保護するか、家具の裏に隠す。
- 脱走防止:玄関や窓には二重ロックやゲートを設置する。
大型犬の留守番は何時間までかまとめ
今回は「大型犬の留守番は何時間まで?」というテーマについて解説してきました。一般的には成犬で6~8時間が一つの目安ですが、個体差や環境によっても変わってきます。
大切なのは、愛犬の性格や年齢に合わせて無理のない範囲で慣らしていくことと、留守番の前後は愛情たっぷりに接してあげることです。便利なグッズやサービスもうまく頼りながら、飼い主さんも愛犬もストレスなく過ごせるスタイルを見つけていってくださいね。
※本記事の情報は一般的な目安です。愛犬の健康状態や持病がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談の上、判断してください。



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